このページでは、熱帯魚初心者が必ず知っておくべき知識をいくつか紹介します。
熱帯魚を飼う前に知っておきたい知識を中心に掲載します。また、私が熱帯魚を飼っていく中で徐々に覚えた知識なども随時掲載していきたいと考えています。熱帯魚をこれから飼おうと計画している方は、このページを是非参考にして下さい。このページの内容は、私がいろいろなホームページや熱帯魚ショップ等で得た知識です。よって、正確性を欠く部分もあるかもしれません。よりしっかりした知識を得たい方は、専門書等を読むようにしてください。

濾過について MENU

熱帯魚を飼う上で絶対に知っておかなければいけないのが濾過の仕組みです。濾過とは、水槽の水を綺麗に(魚の住みやすい環境に)してあげることです。

濾過には、大きく分けて次の2種類の濾過方式があります。

物理濾過
 これは、単純に目に見えるゴミや餌の食べ残し、枯れた水草の葉っぱなどをネット(左写真上)ですくい取ってあげることです。部屋に掃除機をかけたりモップで拭いたりすることと同じですね。

生物濾過
 これは、目に見えない水に溶けたアンモニアや亜硝酸を取り除くことです。この濾過を行うためには、濾過装置内の濾材(左写真中)にバクテリアを繁殖させる必要があります。この生物濾過を行うための濾過装置がフィルタ(左写真下の横長の箱)です。濾材はフィルタの中に敷きつめられます。ポンプ(左写真下の左下に伸びた棒)で水槽から吸い上げられた水は、フィルタ内の濾材を通ってポンプと反対側の管(左写真下の右下の透明な管)から再び水槽へ戻されます。この水の流れを繰り返すことにより、濾材に繁殖したバクテリアが水に溶けたアンモニアや亜硝酸を魚にとって害の低い物質に化学分解してくれるのです。
 また、フィルタ内に物理濾過用の濾過マットを敷いて、大小のゴミも除去します。フィルタは、物理濾過と生物濾過の両方を行うため、熱帯魚の飼育の心臓部になります。
濾過の仕組みには、左写真のような上部式の他に、底面式など様々な種類がありますが、私は上部式しか使用したことがないため、この辺りの知識をより深めたい方は、他の専門書等を参考にして下さい。

ホーム
初めての水槽立ち上げ
熱帯魚の追加
熱帯魚飼育豆知識
水草水槽を手作りしよう
夏の暑さ対策
熱帯魚写真館
我が家の熱帯魚日記




アマゾンドットコム お勧めの書籍
MBA/プロジェクト・マネジメント/IT戦略


SPONSOR


EREV
マンツーマン英会話レッスン
ネイティブ個別指導


オンライン英会話の
oneREV

期間限定バナー【VAIO LIFE】148_800



水を作るとは? 〜 立ち上げ直後の水槽について
食べ残した餌、排泄物

アンモニア

亜硝酸

硝酸塩
 私は熱帯魚の飼育を始める前に、いろいろなホームページ等で飼育についての下調べをしました。その時、「水が出来上がる」とか「立ち上げ直後の不安定な水」といった文章を目にし、初めは何のことかなと思いました。安定した水を作ると言うことは、つまり上記したように濾材に「バクテリアを十分繁殖させる」ことです。

 左図を見てください。まず、魚が食べ残した餌や排泄物がアンモニアとして水中にばら撒かれます。この時点で、すでに水質が低下していると考えてください。立ち上げ直後の水槽には、まだバクテリアが全く繁殖していないため、アンモニアが水槽にどんどん蓄積されます。しばらくすると、アンモニアを亜硝酸に分解するバクテリアが繁殖し始めます。このアンモニア、亜硝酸は、熱帯魚たちにとって猛毒です。アンモニアや亜硝酸の濃度が高くなりすぎると、熱帯魚はあっという間に落ちてしまいます。この時期を何とか乗り越えると、今度は亜硝酸を硝酸塩に分解するバクテリアが繁殖し始めます。ここまできてやっと濾過装置が機能し始め、「水が安定した状態」となります。

 亜硝酸が分解されて出来た硝酸塩も、放っておいても良いというわけではありません。硝酸塩は、魚にとって害が低いと言うだけで、蓄積され濃度が高くなればやはり魚に害を及ぼします。硝酸塩は、コケなどによって吸収されますが、やはり定期的な水換えをすること硝酸塩を取り除いてあげる必要があります。

 また、どうしても亜硝酸濃度が下がらない場合は、活性炭をフィルタ内にセットしてみてください。その効果は私個人としては実体験をしたことはありませんが、活性炭はアンモニアや亜硝酸、細菌等を吸収してくれるそうです。私も立ち上げ後の水槽には活性炭をいれて置きました。(効果があったかどうかはわかりませんが。。。)


パイロットフィッシュについて
 パイロットフィッシュとは、立ち上げた水槽に最初に入れる魚のことです。前述したように、立ち上げ直後の水槽には全くバクテリアが存在しません。よって、水槽内はアンモニアや亜硝酸による水質悪化の無法地帯と化しています。この状態で水質悪化に弱い魚を入れることは、絶対にやってはいけないことです。最悪の場合、入れた魚があっという間に全滅することもあります。

 このような理由から、パイロットフィッシュに選ばれる魚は、水質悪化に強い魚と言うことが絶対条件になります。また、安価な魚がお勧めです。私がいろいろなホームページで調べたところ、アカヒレがお薦めという意見を多く見ました。そこで、熱帯魚ショップに最初の魚を買いに行く時には、アカヒレを買って帰る気満々でした。しかし、熱帯魚ショップでは、ネオンテトラ(左写真)をパイロットフィッシュとして薦められました。とてもかわいい熱帯魚であったため、大喜びで購入しました。後で調べたところ、ネオンテトラやコリドラスなど、パイロットフィッシュに適した熱帯魚はいろいろあるようです。初めて熱帯魚を買われる方は、熱帯魚ショップで店員さんと相談の上、どの魚をパイロットフィッシュにするかを決めてください。個人的には、ネオンテトラには大満足しています。現在も元気に水槽を泳ぎ回っています!!